お 知 ら せ
2025.01.07 NEW
河野会頭「令和7年新春互礼会」挨拶
皆さん、新年明けましておめでとうございます。
令和7年の新春を迎え、本日、多くの皆さまにご参集賜りましたこと、心よりお礼申し上げます。また、本日は山口市長・伊藤和貴様、山口県副知事・平屋隆之様をはじめ、国会議員の皆さま、県議会議員、市議会議員の皆さま、多くのご来賓の皆さまにご臨席賜り、誠に有り難うございます。
皆さん、覚えておられますか?
昨年1月27日、『レノファ山口応援プロジェクト』の一環で、商店街で行われたパレードではびっくりするほど多くの来街者で賑わいました。そして8月6日、7日の『山口七夕ちょうちん祭り』では、コロナ前と変わらぬ、例年の賑わいを取り戻すことができました。NYタイムズ紙の効果もあってか、外国人観光客の浴衣姿も多く見かけることができました。そして12月1日です。この日は商店街で『クリスマスマーケット&真冬のチョコレート祭り』を行ったところ、こんなにも山口に人がいたっけと思うほどの賑わいで、年末商戦に拍車がかかり、山口の商店街はなかなかやるじゃない、と誰しもが思いました。首都圏や大都市に集中していた消費が、ここ山口市にも戻ってきたなと、嬉しく思いました。
この様に、2024年を振り返りますと、コロナ禍を脱し、本格的な経済活動の再開が進んだ年でありました。インバウンドの回復や消費の拡大が見られる一方で、人口減少や少子高齢化といった構造的課題が私たちの地域経済に影を落としているのも事実です。
こうした中、山口商工会議所では3年連続で「賃上・雇用に関する調査」を昨年6月から7月にかけて実施し、結果はすでに公表しております。昨年の調査時点では回答未定だった事業所へ追跡調査を行った結果を、本日の資料に添付しております。調査結果では、『業績好調』の事業所が約31%、一方で『改善がみられない』事業所は約66%と、業績に大きな差があることが明らかになりました。また、賃上げを実施した事業所は78%に達しており、物価高やエネルギー高、さらには人手不足などの厳しい経済環境下でも、事業者が社員の生活を支える努力を続けていることがわかります。冒頭申し上げた年末商戦にみられる消費の戻りも、事業者のふんばりがあってこその経済の循環なのかもしれません。
2025年は『巳年』です。中小、小規模事業者の懐事情が少しでも改善し、賃上げや消費の戻りを通じて経済が正常化へと一歩でも近づくよう、商工会議所としてやるべき事をやり、その役目を全うしたいと存じます。
結びに、本日の新春互礼会には、300名近いご参加を頂きました。盛大な互礼会にして頂いた皆様に心より感謝を申し上げ、本年が皆さまにとって飛躍の一年となりますよう、祈念いたします。
以上をもちまして、主催者を代表しての新年のご挨拶とさせて頂きます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和7年1月7日
山口商工会議所会頭 河野康志