2025.01.10 その他
令和7年新春互礼会を開催しました
〇1月7日(火)、かめ福オンプレイスにおいて、新春互礼会を開催し、約300名のご参加をいただきました。
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主催者を代表して河野会頭から「昨年1月27日、『レノファ山口FC応援プロジェクト』の一環で、商店街で行われたパレードでは大変多くの来街者で賑わいました。そして、8月6日、7日の『山口七夕ちょうちんまつり』では、コロナ前とは変わらぬ、例年の賑わいを取り戻すことができました。NYタイムズ紙の効果もあってか、外国人観光客の浴衣姿も多く見かけることができました。そして12月1日には商店街で『クリスマスマーケット&真冬のチョコレート祭り』を行ったところ、こんなにも山口に人がいたかと思うほどの賑わいで、年末商戦に拍車がかかり、山口の商店街はなかなかやるじゃないかと、誰しもが思いました。首都圏や大都市に集中していた消費が、ここ山口市にも戻ってきたなと、嬉しく思いました。この様に、2024年を振り返ると、コロナ禍を脱し、本格的な経済活動の再開が進んだ年でありました。インバウンドの回復や消費の拡大が見られる一方で、人口減少や少子高齢化といった構造的課題が私たちの地域経済に影を落としているのも事実です。こうした中、山口商工会議所では3年連続で『賃上・雇用に関する調査』を昨年6月から7月にかけて実施し、結果はすでに公表しております。調査結果では、『業績好調』の事業所が約31%、一方で『改善がみられない』事業所は約66%と、業績に大きな差があることが明らかになりました。また、賃上げを実施した事業所は78%に達しており、物価高やエネルギー高、さらには人手不足などの厳しい経済環境下でも、事業者が社員の生活を支える努力を続けていることがわかります。年末商戦にみられる消費の戻りも、事業者のふんばりがあってこその経済の循環なのかもしれません。中小、小規模事業者の懐事情が少しでも改善し、賃上げや消費の戻りを通じて経済が正常化へと一歩でも近づくよう、商工会議所としてやるべき事をやり、その役目を全うしたい。」と挨拶がありました。
続いて、伊藤市長から「令和7年、山口市は、新市が誕生して20年の節目の年を迎えます。これまで市民の方々と、『ずっと元気な山口』の実現に向けて様々な取組を展開してまいりました。今年は巳年で、『再生と変化』という言葉の意味がありますが、新たなコンセプトを意識しながら、まちづくりを加速してまいりたいと考えています。そのためにまずは、地域経済の活性化を力強く進めて参ります。特に長引く物価高騰に市民生活が直撃されており、それをいかにして支えるか、そして中小企業の経営環境をいかに好転させていくかが大きなテーマの一つだと思っております。また同時に、人材確保につながる若者の地元就職の促進や多様な働き方への支援など、地域経済の発展に取り組んでまいります。そして、まちづくりに関して、山口都市核では、現在、市役所の本庁舎が建設中で、5月の連休明けには新庁舎で業務を開始できる見込みです。また翌6月には湯田温泉の『こんこんパーク』が業務を開始いたします。湯田温泉ゾーンあるいは中心商店街ゾーンをしっかり整備し、にぎわいのあるまちをつくってまいります。そして、小郡都市核については、にぎわいの拠点であります『KDDI維新ホール』を中心に、新しい産業の創出、イベントによる新たなにぎわいづくりに取り組むとともに、これからは、JR新山口駅のさらなる魅力アップを目指します。『新山口駅周辺には食べるところがなかなか無い』あるいは『駐車場の数がもっと必要』等、皆様からの声をお聞きします。その声に対して行政としていかに対応するのか、それが我々の一つの課題だと認識しております。また、広域ネットワークの強化に向けて取り組んでおります国道2号(台道~鋳銭司間)の4車線化と歩道設置につきましては、山口商工会議所をはじめ、地元企業や自治会の皆様により設立された民間期成同盟会の力強い後押しによりまして、予算化をいただいたところであり、国道9号(阿東篠目~宮野間)のバイパス整備につきましても引き続き関係自治体等による要望活動をしっかり展開していくことで、人流、物流を支える幹線道路網の整備を促進していきたいと思います。そして、道路整備をした上でしっかり観光誘客に取り組んでまいります。昨年より、国内外から本市への関心や来訪の機運が高まっていると感じます。そうした中で今年4月には大阪・関西万博が開幕し、本県ではプレデスティネーションキャンペーン、そして、来年はいよいよデスティネーションキャンペーン本番を迎えることとなります。『今年、来年、勝負の2年間である』、我々はそのように思っています。そのためには、地域経済のリーダーとして御活躍をいただいております山口商工会議所の皆様方のお力添えが何よりも不可欠であります。これまで同様のご支援と、様々なご提案をお願いしたいと思っております。」と挨拶がありました。
続いて、平屋隆之副知事、高村正大衆議院議員、平林晃衆議院議員、江島潔参議院議員、北村経夫参議院議員からご祝辞をいただいた後、祝宴に移り、盛会裡に終了しました。