新春例会“写経”を終えて
心寂しい事の多い昨年でした。
新年を迎えて、これからの生き方をどのように過ごしていくか、穏やかでいたいという、願望のある中で、仕事がなかなか捗らなくて焦りばかりで少し考え込んでおりました時に新春例会のご案内を頂き、しかも、テーマが“写経”ということで参加させて頂きました。
タイミングというか、この様な機会を与えられた事にご縁を感じております。
熊野弘善様の講話。自分に置き換えて聞いておりましたので、すべてを心に刻む事は出来ませんでしたが、考え方、普段の遣り過ごしている生活、仏様の供養等お叱りを受けているようでした。又、願い事も自分なりの、程ほどと思っていましたが、願う事は、大きく。それによって他の人も潤うようにすればよい。程ほどでは、少しの事しかできないと言われたのには、目からウロコ。納得しました。自分が小さくなったら、他の人を喜ばす事は出来ないのだと。そして、もう一つ、争う事をしなければ、金、銀、銅も皆同じ。只、心に鉄を持たないように心がけようと思います。(鉄は、金を失う。)善いお言葉を、多く頂きましたが、私には、この二つが心に残りました。
写経は、何度かしましたが、歳を重ねた今、以前と違う心の動きを感じて、良い体験となりました。忙殺される日常の中で、貴重な時を頂き、ありがたく感謝いたします。
岡部 京子